ハンドサイクルで出せるスピードはどのくらいですか?
ハンドサイクルのスピードは、通常の自転車で出せるくらいのスピードに達します。 このため、自転車で行うようなツーリングも可能になります。 ハンドサイクルの最高速度は体格や体力による個人差はありますが、通常15~20km/hです。 しかし10km/h 以上のスピード出すと制動距離が長くなり、カーブで転倒するおそれもでてくるので16km/h 以下で走行することをお勧めします(スピードはスピードメーターで確認できます)。
ハンドサイクルの重さは?
シティ7: 11kg
シティ7(マウンテンドライブ付): 12kg
シティ・キッド: 9.8kg
ロモ: 7.8kg
NJ1: 15kg
マウンテンドライブとはどのようなものですか?
マウンテンドライブとはクランク部分に取り付けるギヤのことで、ギヤ比を通常の1:1から2.5:1の坂道用に変えることができます。 操作は非常に簡単で、クランクが取り付けられた軸にあるボタンを押してシフトチェンジします。
マウンテンドライブを後から取り付けることはできますか?
できます。マウンテンドライブをつけたほうが良いかどうか迷われた場合は、はじめにマウンテンドライブを取り付けない形でご使用して頂き、 後で必要性を感じられた場合、マウンテンドライブを装備したクランクユニットをお送りします。 クランクユニットの交換は、六角レンチで簡単に行うことができます。
ハンドサイクルでどのくらいの勾配を登ることができますか?
シティ7でマウンテンドライブを装着していない場合、約3%の連続的な勾配を登ることができます。 マウンテンドライブを装着したシティ7の場合、10%の勾配を登ることができます。 またセットバックツールを車椅子に装着すると、坂を登る際駆動輪の空回りを防ぐことができます。
どのくらいの勾配になるとマウンテンドライブが必要になりますか?
普段3%以上の勾配を登ることが多い場合は、マウンテンドライブを装着することをお勧めします。 主に平地でご使用になる時、マウンテンドライブを装着する必要はありませんが、 上腕部の筋力が障害などにより弱い方にはマウンテンドライブを装着されることをお勧めします。
オートマチックアジャスタ―は何のために使用するのですか?
オートマチックアジャスターは、車椅子のキャスターを地面から持ち上げる際に使用します。 クランプでハンドサイクルを車椅子に取り付けた後、センターグリップを前に押すとオートマチックアジャスターが自動的にセットされ、 車椅子のキャスターが地面より持ち上げられます。アジャスターを解除するには、アジャスターの左右のカバーを軽く後ろにずらしてから センターグリップを前に押すと、アジャスターが解除されてキャスターが着地します。四肢麻痺の方にも使いやすい機構となっており、 子供用のシティキッドを除くすべてのモデルに標準装備されています。
車椅子へのハンドサイクルの取り付けは自分でできますか?また時間はどのくらいかかりますか?
シュトリッカー社のハンドサイクルの設計思想は、基本的に車椅子に乗った方がご自分でハンドサイクルの取り付け、 取り外しができるように考えられています。取り付けに必要な時間は慣れた方ならば約10秒、初心者の方でも 30秒もあれば十分です。四肢麻痺の方で上半身の機能障害がある方の場合、専用の取付けスタンドを使用すると車椅子へ 取り付けやすくなります。取り付け方法は、ハンドサイクルの前に車椅子を移動してからクランプを車椅子フットレストに取り付けた後、 胸の前にあるセンターグリップを押してキャスターを地面から持ち上げます。
車椅子は特別なものが必要ですか?
シュトリッカー社のバイクは、固定式、折畳み式を含めほぼすべての車椅子に取り付けることができます。 車椅子のフットレストのパイプ直線部分の長さが11cm以上、直径22mm~34mmであればハンドサイクルのクランプを 直接車椅子に取付けることができます。またフットレストの長さがこれより短い場合、または直径が小さい場合、 可動式の場合等は専用のアダプターを車椅子に取付けてからハンドサイクルを取り付けることができます。 ハンドサイクルを効果的に使用する上で理想的な車椅子は、フットレストが固定式でしっかりとしたフレームを持ったスポーツ用車椅子や、 アクティブな動きをとりやすい車椅子です。
セットバックツールとは何ですか?また必ず取り付けなければならないものですか?
通常の車椅子に座った際、重心は太腿の付根付近に位置しています。 このためハンドサイクルを車椅子に取り付けた際にハンドサイクルへの重量配分が少ないと、 勾配の急な坂や緩んだ地面を走る際駆動輪が空回りすることがあります。車椅子後輪用のセットバックツールを車椅子に取り付けると、 車椅子の後輪を簡単にセットバックすることができるようになり、勾配10%程度の坂道も登ることができるようになります。 またサスペンション機能により、車椅子や車椅子に乗った方への衝撃が抑えられています。
ホーンクランクとはどのようなものですか?
牛の角のような形をしたホーンクランクは、通常のクランクに対しハンドル位置を左右両側に8cm、または12cmずつ広くとることができます。 ハンドポジションを幅広く取ることで、人間工学的に自然な形でクランクを回すことができます。
エルゴグリップと水平グリップはどう違いますか?
エルゴグリップは垂直に配置されているので、人間工学的に自然な腕の動きを保つことができます。 水平グリップは、通常の自転車のハンドルのように水平に配置されたグリップです。
ヘルメットはかぶる必要がありますか?
ハンドサイクルに乗る際、ヘルメットは必ずしも被らなければならないものではありませんが、 万が一転倒した際に頭部の怪我を防ぐためにも、ヘルメットを着用されることをお勧めします。
納期はどの程度かかりますか?
ハンドサイクルは、オーダーいただいた方の障害や体格に合わせて作成しています。 そのため、納期まで多少お時間をいただいております。尚、ご注文いただいてから商品がお手元に届くまでの期間はメーカーによって異なります。
シュミッキング社製: 4~9月 約50日間/10~3月 約40日間
プロアクティブ社製: 約40日間